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休診日 日曜日・祝祭日
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 皆さんは鼻の中がどのような構造をしているかご存知でしょうか?鼻腔は単純な左右二つだけの空洞ではありません。私たちの顔面骨の中には鼻腔を取り囲むように副鼻腔と呼ばれるいくつもの空洞があり,それぞれが鼻腔とつながっています。副鼻腔炎はこれらの空洞に膿が溜まる病気で,以前は蓄膿症と呼ばれていました。副鼻腔炎になると青ばなや鼻づまりが続き,時に頭痛やほほの痛み,臭いがわからない,あるいは鼻が臭いといった症状が出ます。ところがいつもこのような典型的な症状が出るわけではなく,中にはほとんど無症状な場合もありますので見逃されていることも少なくありません。風邪の後なんとなく鼻がスッキリしない,あるいは鼻すすりや咳が続くような場合にも副鼻腔炎を疑わなくてはなりません。副鼻腔炎を放置すると慢性化して非常に治りにくくなり,場合によっては手術が必要になってしまいます。また,中耳炎や咽頭炎,気管支炎などにつながるばかりか,まれに頭蓋内合併症や眼窩内合併症を引き起こすことがあり,注意が必要です。さらに,思考力や集中力の低下など目に見えない影響も忘れてはなりません。
治療の上で大切なことは,きちんとお薬を飲むことはもちろんですが,常に鼻をかんで鼻の中をできるだけ清潔に保つことです。汚い鼻みずが充満したままでは,いくらお薬を飲んでも効果は半減してしまいます。まだ上手に鼻をかめないお子さんの場合には,こまめに通院して鼻みずをとってもらうことが大切です。
早めに治療を始めて適切に治療すれば,通常は2週間ほどで完治しますが,ここで注意しなければならないのは,症状がなくなっても副鼻腔炎が治っているとは限らないということです。鼻みずが止まったあとに確認のためレントゲン写真を撮ると,副鼻腔にはまだ膿が充満しているということが意外に多いのです。症状がなくなると治ったと勘違いして治療を中断してしまう方が少なくありませんが,中途半端な治療は慢性化につながりかねません。診断のときだけでなく,治療を終える前にもレントゲン写真で確認することが大切です。
「蓄膿症ですね」と言うとびっくりされる方がおられますが,副鼻腔炎は決してまれな病気ではありません。前述したように,鼻腔と副鼻腔とは連続した空洞であり,鼻腔に炎症が起これば副鼻腔炎を来たしても何の不思議もありません。副鼻腔炎は炎症の範囲が鼻腔から少し拡がった程度のものであり,何ら特別な病気ではないのです。