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 アレルギー性鼻炎は体質的な要因に加えて,抗原と呼ばれる種々の原因物質によって引き起こされる鼻の粘膜の炎症です。アレルギー性の炎症が起こると,身体はこれらの抗原を除去しようとして鼻水を増やし,あるいはくしゃみを起こし,あるいは粘膜を腫脹させて抗原の侵入を防ごうとします。これらは自らを守るために起こる反応ですが,とめどなく流れ出る鼻水や連発するくしゃみは集中力を低下させ,頑固な鼻づまりは頭重感を引き起こし,夜間の睡眠が障害されるなど時に日常生活に深刻な影響を及ぼします。それだけではありません。成長期の重症な鼻づまりは長期的には顔面の骨の発育や歯並びにも影響すると言われています。もちろん,副鼻腔炎や中耳炎,咽頭炎などにつながることは言うまでもありません。
 アレルギー性鼻炎を引き起こす抗原には,吸入性の抗原と食餌性の抗原とがあり,それぞれ実にさまざまなものがあります。血液検査を行えば原因抗原を特定することができますので,もし食餌性の抗原によるアレルギーであれば,その摂取を控えることで発症を抑えることが可能です。しかしながら毎年この時期に話題になるスギ花粉症がそうであるように,空気中に浮遊する吸入性抗原によるアレルギーの場合には,体内への侵入を防ぐのはそう簡単ではありません。特に最も代表的な吸入性抗原であるハウスダストやダニは,建物の機密性が向上し風通しが悪くなった結果,ますます発生しやすくなっています。室内から絨毯や布張りのソファなどをできるだけなくし,布団にも掃除機をかけるなどして,少しでも抗原量を減らす努力が必要です。空気清浄機なども有効でしょう。
 アレルギー性鼻炎は前述したように体質的な要素があるため,残念ながら治すことはほとんど困難です。内服薬や点鼻液による治療は炎症を鎮め症状を軽くすることが目的であり,お薬をやめたとたんに症状が元に戻ることも少なくありません。お薬が無効な重症のアレルギー性鼻炎に対しては,粘膜をレーザーなどを用いて焼灼したり,切除する手術療法があります。これらの方法はお薬に比べてより持続的で大きな効果が期待できますが,やはりある程度治療の継続が必要です。これに対し,治すことを目的とした減感作療法という治療法があります。これは抗原物質を少量ずつ注射し,徐々に増量しながら身体を慣らしてアレルギー反応を起こりにくくする方法です。唯一治る可能性のある治療法ですが,すべての人に有効と言うわけではありません。それぞれの方法に一長一短がありますので,専門医に相談して症状に合った治療法を選択してもらいましょう。